【2歳から ちりばめられた遊び心が楽しい『もくもくやかん』】

2歳から

「もくもくやかん」詳細

作者かがくい ひろし
出版社講談社
発行日2007年
ページ数32p
サイズ21×25.7㎝

あらすじ

やかん、ポット、あかやかん、じょうろ、きゅうすの5人が集まって、何かを始めようとしています。

さぁ、まずは準備体操。それから大きく息を吸って―――。

彼らは一体何を始めるのでしょうか?

個人的おすすめポイント

  • 準備体操のかけ声で、ちょこっと言葉遊び
  • 俯瞰的に描かれるシーン
  • 最初から最後までかわいい「きゅうす」ちゃん

絵本紹介

有名な「だるまさんシリーズ」の作者である、かがくいひろしさんの絵本。図書館で娘が自分で選んで借りてきました。

開いてみると、もう1ページめから楽しい! やかんと一緒に文字も走ってる(笑)

やかんやポット、きゅうすたちがみんな集まると、何やら始める様子。……と、その前に、まずは準備体操から。

この準備体操の様子も楽しく、言葉遊びが面白い。

娘が一番お気に入りのシーンでした。

更に読み進めていくと俯瞰的に描かれたシーンがあるのですが、そのシーンが個人的には一番心に残ったページでした。

物語の核心的な部分なので詳細はここではお伝えできませんが、文字で説明しているわけでもないのに、絵だけで登場人物の気持ちがよく伝わってきて、絵本作家さんって本当にすばらしい!

文章量も多くなく、1ページごとのボリュームも少なめで、2歳頃から楽しめそうな絵本です。

そして一仕事終えた後、最後のページのきゅうすがとってもかわいい

3歳の娘の反応

3歳の娘はやかんたちと一緒にはりきって体を動かしていました。

準備体操のかけ声のところも、「いっちゃんのなまえにしてね!」と読むたびに念押しされます。

リズムよく、声に出して読むのが楽しいこのかけ声、どのようなかけ声なのかはぜひ読んで確かめてみてください。

娘も気に入って、返却するのが惜しくなってしまうくらい魅力的な絵本でした。

かがくいひろしさんの絵本は1冊も絶版になってはいないそうですね。今回は一時的でしたが、我が家の絵本棚に仲間入りできるよう、購入しようと思います。

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